7月1日の誕生花 【紅花(べにばな)・別名/末摘花 ※源氏物語による】 花言葉:万能 貴重な染料、食用、油を絞り出す等等、捨てる所のない草木です。ベニモチからそれは鮮やかな紅色が生まれる事を日本人の知恵は古くから知っていました。源氏物語に登場する末摘花が温かい人柄、長く役に立つといった意味合いを込めて名付けられたのでしょう。 |
7月2日の誕生花 【蓮華升麻(れんげしょうま)】 花言葉:伝統美 日の本にのみ生える特産種。誇らしげな華振りは花茎が高く伸びるので意外に大きく感じ、花が蓮に葉が麻に似ているため、この名前になりました。深い紫と乳白色の取り合わせがすごい。 |
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7月3日の誕生花 【紫式部(ぶらさきしきぶ)】 花言葉:深い思慮 晩秋によく目立つ果実の妙なる美しさを紫式部に例えたという説がありますが千年前のまたその前には何と呼ばれていたのでしょうか。小さくて可憐な花をつける頃はあまり人目につかず、深緑にうずもれた本当の美しさを知る人は幸せになります。 |
7月4日の誕生花 【捩花(ねじばな)・別名/捩摺(もじずり)】 花言葉:慕わしい とぐろを巻いたような咲き方はなぜ?お花が皆一方向に向いてしまうと茎が傾いてしまうので、花の方で咲き方を工夫したのかも?小さくとも小鳥の舞を見るような清楚な淡紅色についつい見とれてしまいます。「しのぶもじずりたれゆえに…」万葉の頃から愛され続けてきた日本古来の産。 |
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7月5日の誕生花 【立金花(りゅうきんか)】 花言葉:世に出づる 水中から金色の花が立ち上がるように咲くために付けられた名前。山地の湿った所湿原、沼地などに大群落で咲き誇こるのは壮観。食用になるのでその昔、尾瀬ではよく山人の食卓を飾ったそうです。3月から8月まで長く咲く丈夫な花です。 |
7月6日の誕生花 【弦薔薇(つるばら)】 花言葉:無邪気 生来の蔓性のものを園芸種に交配したものです。大輪から小粒まで様々。生け垣を作って育てる楽しみが、日差しの強さが気になり始めると一気に咲き揃い、にぎやかなパーティーが始まったかのよう。紅色の花は特に目立ちます。 |
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7月7日の誕生花 【沢蘭(さわらん)・旭蘭(あさひらん)】 花言葉:高き調べ 緑溢れた水湿地に紅紫色の花をつけ、思わず目を細めてしまうほど美しい花です。茜色に浮き上がる花の美しさを愛でて、特別に旭蘭という名前まで頂戴しました。日本特産の奇種蘭です。 |
7月8日の誕生花 【鬼灯(ほおづき)】 花言葉:心の平安 浅草寺のほおづき市はもう伝統文化の域。橙色に染まった殻の中の朱い果実を口の中で鳴らす遊びをご存知ですか?暑さが始まる頃の一風の涼味を演出してくれます。目立たないながらも白い可憐な花を咲かすのです。 |
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7月9日の誕生花 【擬宝珠(ぎぼうし)】 花言葉:/静かなる信 淡紫にすっと立ち尽くす姿は、気品を感じさせます。桜やボタンのようなもてはやされ方はないものの、高貴な色と姿をよく見れば、愛らしい八頭身美人のようです。 |
7月10日の誕生花 【夏椿(ひめしゃら)】 花言葉:心の純潔 梅雨明けも間近。日差しが強くなり、もう夏の気配。一風の涼味が欲しいところです。夏椿はお茶の花にも似ていますが、涼しげで良い香り。白い玉のつぼみをつけて、緑の中に佇む様子は、本当に美しい。幹の複雑な模様と共に目に強く印象づけられます。 |
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7月11日の誕生花 【朝顔(あさがお)】 花言葉:奥床しき平静 夏から秋まで様々な色で楽しませてくれる、誰にも知られた蔓花。夏の日差しから日陰を作ってくれる優しい植物です。「あさがおに つるべとられて 貰い水」の句はあまりにも有名。朝の美女と言うべきでしょう。 |
7月12日の誕生花 【柳蘭(やなぎらん)】 花言葉:柔軟な思考 長身の痩せ形美人です。花は下の方から上に開花していくので、群生して風に吹かれる姿は逸品。花が終われば綿毛になり、風に飛ばされていく姿も捨てがたいものがあります。葉が柳にそっくりなのでこう名付けられました。 |
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7月13日の誕生花 【布袋葵(ほていあおい)】 花言葉:瑞々しい力 葉柄が膨れていて、浮き袋になって水面に浮きながら涼しげに繁殖するのです。条件が良いと越冬するものも。透明感溢れた淡紫色の花は1日限り。水質を浄化してしまう力を秘めている頼もしい水草です。夏の琵琶湖に行くと、いっぱい咲き誇っていますよ。 |
7月14日の誕生花 【山紫陽花(やまあじさい)】 花言葉:清心 林間のほの暗い緑の中に、電気が灯ったように楚々と咲き香ります。額紫陽花そっくりですが、少し葉が細身。花色も移り行かずに清らかな浅黄色は、誇らしく上品そのもの。水辺の恋しい季節に気持ちよく咲いてくれるのです。 |
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7月15日の誕生花 【糊空木(のりうつぎ)】 花言葉:森の知者 和紙をすいて作る時に使われる糊を分泌するので、糊空木と呼ばれています。そのことは知らなくても、品位ここに極まるかのような白い花振りを見れば、心も晴れようというもの。それはそれは美しい純白の花を咲かせるのです。 |
7月16日の誕生花 【白山千鳥(はくさんちどり)】 花言葉:天駆ける 名前といい姿といい、美しさといい、誰にでも愛される山の花です。千鳥が乱舞して飛び出してしまいそうな元気の良さ。白い花もまれにはありますが、ちょっとした山奥にもよく見かけるので、よく知られた人気者。健気な咲き姿が愛らしい。 |
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7月17日の誕生花 【日光黄菅(にっこうきすげ)】 花言葉:広き視野 山霧に覆われた高原に一陣の風。晴れ行く所みな黄花の群れ。蓼科山や日光の高原、尾瀬などの高層湿原に、見渡す限りの大群落を作り出します。綺麗ですよ〜。百合に似ているのにキスゲと呼ぶんです。 |
7月18日の誕生花 【衣笠草(きぬがさそう)】 花言葉:確かな実り 高貴な人に差し掛けた日傘に見立てて命名されました。花弁と葉数とが同じという律儀さは、侵しがたい品位を醸し出します。エンレイソウの仲間で、日本特産の植物。古くから愛されてきました。 |
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7月19日の誕生花 【白山石楠花(はくさんしゃくなげ)】 花言葉:頂点を極める 常陸宮妃殿下のお印として知られる石楠花は、園芸種を含めれば相当多種に及びます。白から紅の濃いものまで、八重咲きの豪華版などもありますが、山頂に近く咲く代表がこの石楠花。山気浄々たる群生地の間をくぐり抜ける爽快感は格別。 |
7月20日の誕生花 【黒百合(くろゆり)】 花言葉:秘めたる強さ 昔アイヌの若者に、恋の花と言われた、北海道にあるものは低地に咲きますが、深山黒百合と呼ばれるものは、限られた高山地帯だけに。真っ黒ではなく、紅茶がかった黒紫色というか、まあ、だいたい黒っぽい珍しい百合です。背丈も小さく、遠目には地味なので、うっかりすると見過ごしてしまう人も。しかし、神秘そのものの花姿。 |
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7月21日の誕生花 【薄雪草(うすゆきそう)】 花言葉:尊い思い出 淡雪を被ったような感じから来る、雅な和名です。高山地帯で乾燥や風から身を守るように群生します。エーデルワイスも同じ仲間。気品ある白い星形が忘れられない印象を与えてくれます。 |
7月22日の誕生花 【深山金梅(みやまきんばい)】 花言葉:清らかなる心 雪の消えた高山を真っ先に彩る花。群生する黄色の群れは、遠目にもよく目立ちますが、山雲が起こって姿がかき消されていくのも良い風情です。この花も日本特産の高山植物です。 |
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7月23日の誕生花 【岩桔梗(いわぎきょう)】 花言葉:非凡 カンパニュラのような鐘形の青紫の可愛い花が足元に群れなしていると、うっかり踏んでしまいそう。山の頂きに近い砂礫地帯に驚くような環境で咲き誇る清々しいお花です。 |
7月24日の誕生花 【姫小百合(ひめさゆり)】 花言葉:忘れられない思い 深山の高地。しかも稜線付近に群生する妖精のようなピンクの百合。一度見たら誰しもその美しさに陶酔してしまうほどの可憐さ。その華麗さに栽培する人も多く、会津では入場料を払う姫小百合園まで出来ています。わずかに反り返る花弁の先端が、言葉少なげに語りかけてくるような、優しさ溢れるお花です。 |
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7月25日の誕生花 【凌霄花(のうぜんかずら)】 花言葉:栄光 蔓でどんどん伸びて行く凄い繁殖力。遠くから目立つ強い花です。難しい漢字ですが「霄」は空の意味で、天空を凌ぐ程高く這い昇るという花名。オレンジ色の潔い色と合わせ、夏の暑さを楽しんでいるかのような花振りです。 |
7月26日の誕生花 【木槿(むくげ)】 花言葉:信念 1日花、槿花一朝の夢、と例えられますが、次々に別の花が咲き次いでくれるので花期が長いように感じさせられます。水気を含んだ花弁が涼しげ。 |
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7月27日の誕生花 【水擬宝珠(みずぎぼし)】 花言葉:心の落ち着き 宝珠に似ているのでギボウシと呼び、擬宝珠となりました。アジアだけの特産植物だそうです。山菜としても有名で、ウルイと呼んで好まれています。全国の山地、特に湿気の多いところを好み、尾瀬には至る所に群生が見られます。 |
7月28日の誕生花 【立山竜胆(たてやまりんどう)】 花言葉:瞳の輝き 春先の春竜胆の高山型と言われ、他の竜胆とほとんど同じ形をしているので、色や形で見分けるのは本当に難しい。下界では春に咲くものが、高山では夏に咲く。湿地に咲いているのは、大抵この竜胆です。 |
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7月29日の誕生花 【深山金鳳花(みやまきんぽうげ)】 花言葉:財運 キンバイに似ています。同じく黄色い花の金鳳花は、多種あって、海岸から高山地帯まで広く分布し、中でもこの深山金鳳花は、字に相応しい金色の光沢ある花をつけ、ひときわ鮮やかに群生するのです。花芯の中まで黄金色。 |
7月30日の誕生花 【下野草(しもつけそう)】 花言葉:穏やかな心 栃木で発見されたすらりとした姿の美しさから、高原の女王と讃えられています。日本特産種。美しい茶花としてよく使われ、高原で日を浴びながら、繊細なピンクの花姿など印象深い可憐な花です。 |
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7月31日の誕生花 【白山一華(はくさんいちげ)】 花言葉:ほがらか 風通しの良い場所を好むのは、アネモネ属の特徴だそうです。よく見れば成る程葉は似ていますが、花は小振りで数個に別れていて、一茎に一花。純白の一重咲きで、名前は白山から来ているものの、全国の山中に分布しています。清らかな山の花です。 |