6月の日本の誕生花カード一覧


6月1日の誕生花

【笹百合(ささゆり)】
花言葉:楽しい訪れ

日本を代表する百合。古くから詩歌にも詠まれてきました。細い葉の形を笹に見立てた名前です。低地では5月中頃から、高地では8月上旬まで、順々に咲き続けます。山百合ほどの香りは無いけれど、清楚に咲く上品な花振りです。
6月2日の誕生花

【露草(つゆくさ)】
花言葉:清らかな

万葉にも多数詠まれている程大昔から親しまれてきました。蛍草、青花などとも呼ばれ、こぼれ落ちる朝露がよく似合うその姿は澄明な群青色のせいです。涼やかに初夏の風に揺れ、秋口まで続けて花を見る事が出来ます。
6月3日の誕生花

【小紫陽花(こあじさい)】
花言葉:成就

露の代表花、紫陽花の中でも、文字通り小さな小紫陽花は、群れなす青白い星団のよう。折り目正しい葉脈を背景にして、淡い青紫から真っ赤になる園芸種まで様々。初夏の日差しを避けるように林の木陰に咲き揃うのです。
6月4日の誕生花

【桐(きり)】
花言葉:瑞祥

成長が早く、娘が生まれると同時に植え、その娘が嫁に行く頃には桐の上等な箪笥が作れる事で有名。花には強い香りがあります。初夏を紫に彩る代表的な木花。古来から檜扇などの模様に使用され、霊鳥(カリョウビンガ)の宿り木とされました。現在、三笠宮妃殿下のお印でもあり、文字として今上陛下のお印でもあります。
6月5日の誕生花

【丘虎尾(おかとらのお)】
花言葉:応変自在

うなだれた白い花が群れなす日盛りの草原。虎のしっぽと名付けられたこの代表的な茶花は、和の心がそのまま直接伝わってくるような花です。イブキトラノオなど、高山植物系の仲間も多く、くちずさんでも響きの良い名前なので、ひとたび知れば忘れられなくなるでしょう。
6月6日の誕生花

【水芭蕉(みずばしょう)】
花言葉:美の妖精

「夏が来れば思い出す」と歌われたかの尾瀬の代表花。日本最高の庭園、尾瀬に限らず、清浄な山気と清らかな山水のあるところは、水芭蕉の宝庫となります。群生する姿を見れば、誰しも感動してしまうでしょう。水辺の白い妖精と言われるのもうなづけます。花が終わると葉は茂りに茂って軽く1mを超えてしまいます。
6月7日の誕生花

【梔子(くちなし)】
花言葉:喜びを運ぶ

実のならない八重の方が見応えのある大きな花房をつけ、実は実用として古くから黄色の上品な染料として用いられてきました。実のなる一重の梔子は、ちょっと地味だけれども、その香りの高さは天下一品。広くよく知られた芳香花の代表といえましょう。春の沈丁花と双璧。色素として使われる実に口が開いていないところから、クチナシと呼ばれたのだとか。上品な黄色は金屏風の地塗りにも使われました。
6月8日の誕生花

【泰山木(たいさんぼく)】
花言葉:前途洋々

20mを超えるような大木になります。常緑樹なので夏は涼しい木陰を演出してくれるのです。大きな葉の中に直径20cmはあろうかという大輪の白い花を咲かすのは初夏。辺り一帯を香しい芳香で包み込んでくれます。クチナシによく似た甘やかな香り。花心の紅がとても印象的な花姿。
6月9日の誕生花

【百合(ゆり)】
花言葉:甘美

普通花屋さんで売っている百合は、テッポウユリ系が多いようです。昔高価だったカサブランカなど、園芸種も元はこれ。切り花でも鉢植えでも良い香りで喜ばれる花。強い繁殖力で野山に咲き乱れます。「歩く姿は百合の花」でおなじみ。
6月10日の誕生花

【山芍薬(やましゃくやく)】
花言葉:品格

山に自生する芍薬。普通の芍薬からするとちょっともの足りない位大人しいけれど、山林の木陰で密やかに音も無く咲く姿は、上品さの塊。この花に山で出会う事が出来れば、生涯忘れ得ぬ思い出になるに違いありません。さらに珍しい紅花芍薬に出会ったら、それこそ…。
6月11日の誕生花

【山法師(やまぼうし)】
花言葉:友愛

山野に育つ落葉樹。ハナミズキに似ているけれど、よりシンプル。花の盛りになると、緑樹に雪が降ったかと見紛うくらいに花が輪生します。四弁の単純な花びらに、気取りがなくて愛される花木。秋になると甘酸っぱい赤い実をたくさんつけてくれます。
6月12日の誕生花

【御前橘(ごぜんたちばな)】
花言葉:守られている

几帳面に四枚の加減を開いた姿が、京都御所の右近の橘の花に似ていたのでしょうか。その昔、高山植物の宝庫、白山の御前岳へ昇った人が、際立って美しい此花にそのまま命名したのだそうです。花心の複雑なデザインが花の本体。花弁に見える白さは、本当はガクだそうです。秋には可愛らしい実をならせます。
6月13日の誕生花

【山百合(やまゆり)】
花言葉:純潔

かなり遠くからでも香りが漂い、存在がわかる程の強い芳香。野性味溢れる山百合も環境破壊や百合根としての食用に乱獲されたりして、数はずいぶん減っているようです。森の暗がりに光を照らすように香る花姿は、艶やかそのもの。
6月14日の誕生花

【高嶺薔薇(たかねばら)】
花言葉:陽気な輝き

高山帯の日当たりの良い草地などに、はっとするほど鮮やかに咲き誇ります。濃い鮮やかなピンク。ハマナスにちょっと似ているけれど、こちらは深山にしか生えません。日本に自生する、数少ない薔薇。トゲがあるのでタカネイバラと呼んだり、北の方に多いのがオオタカネバラで、いづれも驚きの美しさです。
6月15日の誕生花

【桔梗蘭(ききょうらん)】
花言葉:篤き心

温かい地方の特産品種。沖縄や台湾にも咲いているそうです。6枚の花弁がこちらを向いているのが可愛らしい動物の瞳のよう。知らない人が多いけれど、その愛らしさは人目で忘れられなくなります。
6月16日の誕生花

【山桃の実(やまもものみ)】
花言葉:豊かな実り

温かい山地に多く、年輪を越えた物は、高さ20mにもなります。しかもそういう大木は横幅も広がって、遠目からも鮮やかに繁るその姿の美しさが、古の歌人の心を打って、沢山の詩に謡われています。平安貴族の庭園になくてはならない庭木とされていました。夏のはじめにつける赤い実はおいしく、鳥たちに食べられてしまうのがもったいないくらい。
6月17日の誕生花

【深山旗竿(みやまはたざお)】
花言葉:紳士

茎が直立して、あまり小枝を分けないので、旗竿などと無粋な名前を付けられてしまいましたが、突っ立っているだけではなく、フリージアのように枝に柔軟性があり、名前とは裏腹なそれはそれは素敵な小花を咲かせます。高原や川原に凛と咲く姿は、衿を正す程の品格に満ちあふれています。
6月18日の誕生花

【未草(ひつじぐさ)】
花言葉:水の妖精

未の刻(午後2時頃)に花を開くので、この和名になりました。園芸上では一般に睡蓮と呼ばれ、こちらの方が遥かに知れ渡っています。日本最高の庭園、尾瀬の池糖に浮かんでいるのはよく知られています。秋になると美しく紅葉して、水面に錦の絨毯を描いてくれるのです。花振りはシャープ。いかにも清潔感にあふれています。
6月19日の誕生花

【鉄仙(てっせん)】
花言葉:精神美

鉄仙と漢字で名前を書く事にちょっと抵抗を感じる方も多いようです。蔓性の花で、どこにも鉄のような強さは感じられないのに、支那伝来の花で漢字を当てられたので仕方がリません。これによく似た日本の原種はカザグルマと言って、八弁の花びら。鉄仙は六弁が基本。園芸種クレマチスは、たくさんありすぎて六枚だか八枚だかもうわからなくなっています。爽やかな初夏の風に揺れる姿は絶品。
6月20日の誕生花

【雪笹(ゆきざさ)】
花言葉:神秘の力

白い花姿を雪に見立てて、葉が笹に似ているので、そのままこの名になりました。雪解けと同時に芽を出して、開花する強靭な生命力を持っている高山植物です。適応力も強く、ずいぶん寒い高地にも、健気に咲いています。その昔、北アルプスの山小屋で、山開き直後の短い時期に、この若芽を食用にして登山客を喜ばせたそうです。小さいのに本当に頼もしく凛とした山の花です。
6月21日の誕生花

【待宵草(まつよいぐさ)】
花言葉:芯の強さ

夕方になると開く黄色い花が、朝にはしぼんで紅く変わるので、もののあわれを感じやすい日本人は、ロマンチックなこの名前をつけたのでしょう。ツキミソウと呼ぶ向きもあるようですが、正しくは待宵草。趣のある日本らしい風情を醸し出す、雅な小花です。
6月22日の誕生花

【褄取草(つまとりそう)】
花言葉:輝かしい

ジューンブライドにこじつけたのかと思いきや、花の先端にあるわずかな淡紅色の縁取りを、和服の褄取に見立てたのだそうです。和服の褄取と言われても何の事やらわからない時代になってしまいました。深山に生える八弁の白い星形の花姿は、目に留りやすく、その可愛らしさたるや、忘れられる物ではありません。
6月23日の誕生花

【紫露草(むらさきつゆくさ)】
花言葉:快活

三弁の花びらを持つ花は珍しい。青い花も珍しい。珍しさが2つ重なっているのに、誰にも見覚えがあるのは、この花の豊かな生命力にあるようです。花の柔らかい可憐さと対照的に、鋭角に折れる葉の鋭さ、力強さにも惹かれますね。
6月24日の誕生花

【合歓の木(ねむのき)】
花言葉:喜びの訪れ

山野、川岸などで10m程の高さに成長します。羽毛を羽ばたかせたような白と赤の優美な花は、まるで仙郷に咲く花のよう。初夏の強い日差しを浴びると、いよいよ輝き出します。山間の谷川で群生している花の盛りに出会った時など、まるで桜の満開のような艶やかさ。合歓という名前も素敵ですね。
6月25日の誕生花

【風車(かざぐるま)】
花言葉:自由なる心

テッセンは支那伝来種。クレマチスは園芸種。よく似ていてどこが違うのかよくわからないこの風車こそ、日本の代表種。山野に自生する姿はほとんど見かけませんが、八枚の花弁で白か淡紫色のクレマチスは、この日本原種から来た園芸種。風に吹かれて飛び出して行ってしまいそうな軽快感を持っています。
6月26日の誕生花

【白根葵(しらねあおい)】
花言葉:完全な美

日光白根に多産し、花は葵に似ているのでこの名前がつきました。薄紫のオーガンジーのような透き通った、意外に大きな花房を一目見たら、決して忘れられない美しさ。それ故に心ない業者や山野草愛好者にいつも狙われてしまうのです。
6月27日の誕生花

【蛍袋(ほたるぶくろ)】
花言葉:思いを遂げる

最近はカンパニュラ(金花)と呼ばれるようになり、同じ花なのに何やら少しあか抜けた感じがするのは不思議です。ちょうど蛍が飛び交うシーズンに咲き、この花房の中に入り込んでしまった蛍の発する光がうっとりするような美しさ故にこの名前になりました。子供たちの蛍籠としても親しまれたようです。
6月28日の誕生花

【鷺草(さぎそう)】
花言葉:私は幸せ者

白鷺の飛翔する姿になぞらえて、古くから愛されてきた夏の花です。日当たりの良い湿地に群れなす高雅な花振りは、見事。昔から白鷺は天子様の言葉を聞き分け、従順に従う賢い鳥とされ、その典雅な気品をこの花になぞらえたのもよくうなづけます。
6月29日の誕生花

【深山苧環(みやまおだまき)】
花言葉:秘めたる力

背の低さの割におおきな花振りで、下を向いた特異な形や、澄んだ青紫の色に魅せられて、人気者の園芸種になったものもあるようですが、本来は高山植物。ミヤマとつくと大体、高山植物になりますが、岩場のような裸地に堂々と開花しているのは見事。苧環は紡いだ麻糸を巻き付ける器具の事です。
6月30日の誕生花

【半夏生(はんげしょう)】
花言葉:清浄無垢

緑色の葉がおしろいをつけたようになるので、半化粧とも呼ばれ、夏至の頃に目にも涼やかな白い葉が、優しい姿で佇んでいるのを見ると、暑くなるのもいいもんだという気にしてくれます。さらに茶室にこれを生け、香ばしい抹茶を一椀頂いたら、さぞ良い気持ちがするでしょう。日本に生まれた嬉しさを精一杯表現したような小草です。小さな花が咲き終わると、また葉も緑に還ってしまいます。