4月の日本の誕生花カード一覧


         
4月1日の誕生花

【吉野桜(よしのざくら)】
花言葉:しばしの憩い

下の千本から上の千本まで、四月上旬から下旬にいたるまでの長い期間、かの吉野では、山桜が咲き競います。なんと言っても桜の原点はここ。 霞か雲か…遠くから見渡せばうっとりと仙境にある心地。美しきかな人生、を誰でも謳歌できるところ。 西行の願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃、の絶唱を口ずさんでみましょう。
4月2日の誕生花

【片栗(かたくり)】
花言葉:初思い

もののふの八十乙女らが汲みまがふ 寺井の上の堅香子(かたかご)の花<大伴家持>
大伴氏は、大君の近衛隊長の家系でした。万葉の時代片栗はカタカゴ、と言う、ゆかしい名前で呼ばれていたのです。 早春をひっそりと彩るこの花は一年の内、10ヶ月は地中に! 開花した後、地上から消えてしまうと言う不思議な存在。しかも、8年も地中で育たないと花を付けないそうです。なんと…。
4月3日の誕生花

【土筆(つくし)】
花言葉:向上する心

澪標(みおつくし)とは、川や池などで船が航行するのに目印とした杭のこと。地面から出ている杭(つくし)だから、土筆。 和歌では“身を尽くし”と掛けて使われます。土に立てられた筆って、そのまんますぎますが、、、、。 子供のころ土筆を摘んで遊んだ体験は日本人ならではなんですよ。
4月4日の誕生花

【山吹(やまぶき)】
花言葉:燃える情熱

七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき…と醍醐天皇の皇子中務卿兼明親王が詠まれた古歌に掛けて、 山吹の花を大田道灌に差し出したのは、愛らしい少女でした。八重山吹の花は実を結ばないので、 雨宿りして蓑傘を所望した道灌に、貧しさゆえ、蓑(実の)一つもないんですよ、 やんわりお断りしたのでした。道灌は鈍感?だったので意味がわからず、わが身の教養の足りなさを痛感して、後に素敵な歌を 歌えるようになったとか。いい話ですね。風に揺られた金色の山吹は、すばらしい!!
4月5日の誕生花

【一輪草(いちりんそう)】
花言葉:春風駘蕩

白き清楚な、この花の魅力は、なんといっても風に揺れる可憐さ。小さいくせに、その存在感を一番示すときでもあります。 長い首の上に一輪、実に愛らしいその姿が春風に揺れていると、春律の雄雄しさと、生命の逞しさとが、柔らかいベールで覆われているようです。 葉が、アネモネのように沢山のぎざぎざで出来ていて、そのせいで、よけいに花の柔らかい印象が強まるのでしょうか?
4月6日の誕生花

【十二単(じゅうにひとえ)】
花言葉:奥床しさ

きれいな淡い白色の花弁が縦にひしめいて、とても愛らしい。重なりの美しさを愛でて、名付けた人はいったい誰でしょうか? コノ名付け親には脱帽です。雑草としか思えないような地味な花で、よほど近づかなくちゃあ美しさは、わかりません。 近づいて美しさに気付いてもまるで十二単みたい…と感じる感性は羨ましく、微笑ましくもありますね。
4月7日の誕生花

【白山吹(しろやまぶき)】
花言葉:冷静

山吹は大体黄色なんですが、はなやかで、いかにも春らしき黄花にうっとりしていると、たまに白い山吹があるのに気付いて驚かされてしまいます。 楚々としたたたずまい。底抜けに明るいだけが山吹じゃあありませんよ。クールな私をよく見てくださいな! 春の陽を浴びて輝くばかりの軽さに私を加えなくちゃあ、山吹のホントのよさはわかりません!と、静かに訴えているようです。
4月8日の誕生花

【花海棠(はなかいどう)】
花言葉:艶麗

ピンク。ピンク。ピンク。やっぱりピンクはカワイイ! つぼみのフクラミも、花の縁取りも、顎も枝にも、ピンクのそれぞれの彩で満載され、 花芯のレモンイエローが、いよいよ、華やかさを演出してくれるんです。春全開!!海棠の明るさには、誰もかないません。  真打の艶やかさ、なんです。
4月9日の誕生花

【小手毬(こでまり)】
花言葉:友情溢れて

小さな小さな白花が、寄り添うように集まって、手毬の様。小手毬があるなら、大手毬もあって、 しなる枝に鈴なりに咲いている風情はどちらも実に見事です。白く群れ成しているので、何といっても清潔感に溢れています。 カンザシとして、ちょっと髪に挿したら良さそうですね。風をはらんで春を謳歌しているのです。
4月10日の誕生花

【敦盛草(あつもりそう)】
花言葉:豊かに潤す

平家物語に登場する平敦盛は、美しい公達。大鎧をまとい、母衣(ほろ)を背にし、 金覆輪(きんぷくりん)の鞍を付けた馬にまたがるその勇姿を花の姿に模して、そのまま名前にしたのです。 そこには悲しい哀話がありまして、かの、一の谷の合戦で敗れた平家を追って源氏の武将熊谷直実は、 自分の息子と同じ年ごろの 敦盛の首を討ち取る事に・・・・。 そうしたくはなかったのですが。 熊谷直実からその名をとった、“くまがいそう” と良く似ているところから、粋な計らいで、共々、こんな名前になりました。
4月11日の誕生花

【大山桜(おおやまざくら)】
花言葉:古式に則って

染井吉野が横に広がって咲こうとする桜なら、吉野桜は、縦に伸び上がって咲こうとする桜。 この大山桜は、両者を合わせたように高くしかも広がって雄雄しく咲こうとがんばるので、こう名付けられたのです。 薄紅の透き通った、ちょっと冷たさのある、桃色が個性的。勿論、染井にも吉野にも、美しさでは負けません。
4月12日の誕生花

【二輪草(にりんそう)】
花言葉:歓びの調べ

共に生きる歓び。とでもいいましょうか、木陰に咲く二輪草を見つけると、宝石のような、真珠のような、輝く白色の花弁の連なりに驚いて、 つれて帰りたくなってしまいます。良く見ると、二人づれの花房が多い中に、三人づれもいるので、これは、三角関係?? 芸能情報じゃああるまいし、邪推する人間のほうが不純ですよね。
4月13日の誕生花

【黄花甘菜(きばなのあまな)】
花言葉:輝きに満ちて

天から舞い降りた星。輝く高貴。冬枯れ残る野にこの花が咲くと、全く、あたりの様子が一変。 花韮(はなにら)の親戚らしいんですが…。特別な気品を備えています。 “にら”は、待ちかねた春の到来を食卓で満たしてくれる植物なので、甘菜と呼ばれて大事にされて来ました。
4月14日の誕生花

【苧環(おだまき)】
花言葉:必ず手に入る

源義経と生き別れ、捕らえられた頼朝の前で堂々と “しづやしづ しずのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがな”と舞い踊ったは有名な話。 敵の眼前で、昔はホント良かったのに!(あんたのおかげで…)愛しい義経様にもう会えないじゃあないの、マッタク!と言い放ったんです。 麻糸を紡ぐのに使われたオダマキという糸車に似ているところから、名付けられました。糸繰り草、とも言うんです。
4月15日の誕生花

【筆竜胆(ふでりんどう)】
花言葉:貴方は強い

草原や明るい林の下に咲く、春咲きの竜胆なんです。丈夫でバイタリティに溢れています。 蕾を筆に見立ててこう呼ばれていますが春を呼び出す大切なメンバーの一員。 りんどうに竜胆の字を当てることにちょっと、疑問も感じますが…。何で竜の胆なの? ゾクゾクするほどの、ふるえるほどの、美しさなのに。
4月16日の誕生花

【梨(なしのはな)】
花言葉:甘酸っぱい思い

残暑を救ってくれる果物、梨、の花はそれは清楚。桜に似ているけれど透き通った白さはまた格別。 風があると実を結ばないので、風ナシ、からナシと呼ばれるようになったんですって。 ナシは無しにも通ずるところから、忌み言葉として嫌い、“有りの実”と言う事もあるそうですがあまり聞きませんね。 花も綺麗だけど、秋口の実りが楽しみです。
4月17日の誕生花

【青紅葉(あおもみじ)】
花言葉:清新

もみぢの新芽ほど、かわゆいものはそうありません。 ちっちゃな、ホントにちっちゃな、赤ん坊の手のひらみたいなくぐもった葉っぱが、頭を持ち上げて、 カワイイ手を広げてゆくさまは全く健気。 伸びきって、存分に広げた青々しいモミジ葉は、清々と。 名君として世界に名高い明治天皇の皇后、昭憲皇太后さまの御印が、若葉でした。 青モミジのイメージのこの日に御誕辰あそばされたからでしょうか?
4月18日の誕生花

【蘇芳(すおう)】
花言葉:豊かな生涯

白花も・・・なくはないんですが、殆どが濃きピンク。 枝にからみついて鈴なりに咲く花を近づいてよーく見ると、一つ一つの花房が、蝶々の形をしているじゃあありませんか! カワユイ!!蘇芳は、植物染料の代表でもあります。美しいばかりでなく、実用にもなって、生活を楽しませ続けてくれるんです。
4月19日の誕生花

【八重桜(やえざくら)】
花言葉:多和和(たわわ)にふくらんで

結婚式の当日、控え室で待っていると桜湯でもてなされますね。 心地よい塩気と仄かな香り。とても良いものです。自分のじゃあなくても、結婚式は素晴らしい。 八重桜がなければ、華燭の典の嬉しさも半減してしまうかも。一つの花房に300枚もの花びらを持つ種類もあるんです!!
4月20日の誕生花

【蒲公英(たんぽぽ)】
花言葉:真心そのままに

暖かく眠たくなるような春の陽に、ほんわかと、照らされて育つ蒲公英は、咲き終わった花から種が舞う。 春風に身を任せて飛んでゆく先は、きっと夢の向こう?? だれもがなつかしむ定番中の定番です。 西洋蒲公英に押されて、日本蒲公英が少ないのは…ちょっと残念です。
4月21日の誕生花

【二人静(ふたりしずか)】
花言葉:協調

謡曲にある“二人静”は、義経の愛妾、静御前とその亡霊とが、同時に舞台で舞うという、ちょっとオソロシイもの。 狂女物ですから当然怖いお話ですけれども、ホント、うっとり陶然としてしまうくらい、美しい舞台を見ることが出来るんです。 木陰に楚々と咲く、この花のイメージは、お能の様な、幽玄な趣。白く米粒の様な花房がとても可憐。
4月22日の誕生花

【射干(しゃが)】
花言葉:人に恵まれる

シャガ、と言う音は、釈迦?から?…緋扇アヤメに似ているから? 緋扇の宝石の様な黒い実を射干玉(ぬばたま)というから…? 諸説あるようですけれど、自然林の中ではあまり見ないので確かに人の手が及ぶような空き地や、木陰に群生することが多いのです。 艶やかな葉と、白群色の花房との取り合わせが、木漏れ日の中で賑やかに咲き競っていると、春だなーって、心底うっとりしてしまいます。
4月23日の誕生花

【紫雲英(げんげ)】
花言葉:幻の

春陽を浴びて見渡す限り一面に咲くのを、たなびく紫雲と感じた命名者の感性には頭が下ります。 蓮華草ともよばれ、田起こし前の田んぼに群生しているのが誰もの記憶にある景色でしょう。 幻の様なその姿にぼーっとしてしまうのは、陽気のせい??
4月24日の誕生花

【枳殻(からたち)】
花言葉:自主自尊

春、若葉に先立って白い花を咲かせます。非常に鋭い棘があって、他を寄せ付けない孤高感がありますが、 やがてまん丸の実がなると、何やら、カドの取れた人生の達人を見るようで、その円満な黄色い実にうっとりさせられてしまうのです。 冬には葉を落とすのに、柑橘系という珍しさ。
4月25日の誕生花

【雛罌粟(ひなげし)】
花言葉:明朗だから

ポピーと呼ばれ、丈夫で乾燥にも強く、荒地でも良く咲いてくれます。 僅かな空き地でも芽吹いて咲き誇るので、その健気さに驚くことも。 周囲を明るくしてしまう陽気さが、もうたまりません。
4月26日の誕生花

【花水木(はなみずき)】
花言葉:大丈夫

近頃随分人気者になりました。白かピンクの花が盛る頃は、もう晩春。街路樹としての人気はその強さと秋の紅葉。 冬艶やかに残る真紅の実と一年中楽しませてくれるからでしょう。
4月27日の誕生花

【芝桜(しばざくら)】
花言葉:合意

秩父、羊山公園が、とても有名になりました。とんでもない規模の群生が、あっと驚かせてくれるからでしょう。 数限りない花で敷き詰められた絨毯の様。春の胎動が足元から染め上げてくれるんです。
4月28日の誕生花

【木通(あけび)】
花言葉:嬉しい出会い

実の形が、開け実?…あけび…。藤紫色の、変わった開いた形の実が秋の野山を彩ることは知っている人でも、 神秘的とも言えるほどの濃紫色に咲く春の花の美しさを知る人は少ないかも? いつかこの美しさに出会えたら、誰だって虜になるに違いありません。 萌え黄色の若葉に映える美女花なんです。
4月29日の誕生花

【若竹(わかたけ)】
花言葉:旺盛な

この若竹が、昭和大帝の御印でありました。一晩で一メートルも伸びてしまう?らしい…竹。 まだ皮を付けたまま伸びる、延びる。 初々しい若緑が透き通るような粉を吹いて、 音でも立てるように延びてゆくさまは、成長止まない宇宙の真理さえ覗わせてくれるのです。
4月30日の誕生花

【勿忘草(わすれなぐさ)】
花言葉:突然の訪れ

花摘みにまつわる悲しい伝説から、“私をわすれないで”という、粋な名前になりました。 植物博士、牧野富太郎先生は、この洋物の伝説を聞かされて、それなら、ワスレルナグサが本当だ、と異説を唱えたとか。 群生している処へ迷い込んだらそれこそ夢のような気分に。マジで現実を忘れてしまうでしょう。




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花カードは受注後、熟練のスタッフが一筆一筆心を込めて仕上げ、

約1週間から2週間でお客様のお手元にお届け致します。

また、花カードがより美しくお部屋に映えるよう

オリジナルデザインの額箱も合わせてご用意させて頂いております。

花言葉と共に、あなたの真心を大切な方へ!

お値段、5,000円 (送料込み)

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